2年前、部屋で“お花見”がしたくて、桜の鉢植えを購入しました。
春が来るたびに「今年も咲くかな」と期待しつつ、特に手入れもせず、ずっと庭に置いたまま。
そのときの私は、「鉢は大きい方が根が伸びて育ちやすい」と勝手に思い込み、100円ショップで買った鉢に園芸用の土をたっぷり入れて植えていました。
しかし先日、本で盆栽の基礎を学び始めたことをきっかけに、この桜の手入れにも挑戦してみることに。
思い切って土から出してみると、なんとびっくり、ほとんど根が育っていなかったのです。。。

見た目はそれなりに元気そうでしたが、根が詰まっておらず、スカスカの状態。
やはり何事も「知識って大事だな」と実感しました。
今回は本で学んだ知識をもとに、道具を揃えて植え替えと剪定に初挑戦。
道具は近くの園芸店で、店員さんに相談しながら選びました。
赤玉土は少し高かったのですが、「高温で焼いてある土の方が崩れにくくて良いよ」と教えてもらい、そちらを購入。
桜は繊細な植物なので、根がしっかり張れるようにと、土の質には少しこだわってみました。
剪定は本を片手に、見様見真似で作業。
最初はどこを切ればいいのか迷いましたが、枝の流れやバランスを見ながら少しずつ整えていくと、不思議と気持ちが落ち着いてきました。
本で学んだ癒合剤も切り口を守るためにすぐ塗りました。
最後に苔を張って仕上げると、手を入れる前よりも格段に引き締まった印象になり、自分でも「おっ、いい感じ!」と思える仕上がりに。
植え替えと剪定を終えた桜は、今は静かに春を待っています。
枝先には小さなつぼみも見え始め、今年こそ、しっかりと花を咲かせてくれそうな予感。
次は、この桜が咲く瞬間を、またブログに記録したいと思います。
今回使用した苔は、園芸店で800円ほどで購入した「ハイゴケ」という品種です。
細かくてふわっとした質感が特徴で、盆栽の足元に張るだけで一気に雰囲気が整います。
苔を貼りながら、ふと「これ…道端にも普通に生えてそうだな」と思ったりして(笑)。
そう考えるとちょっと実験したくなってきました。
自宅庭の塀の裏側でハイゴケの“地植えチャレンジ”を始めてみることにしました。
ちゃんと湿度が保てる場所なら、苔って自然に増えるんじゃないか?という淡い期待をこめて…。
そんなわけで、今日から“苔日記”も始めます!
うまく根付くのか?どう育っていくのか?
また定期的に報告していこうと思いますので、そちらもぜひ楽しみにしていてください。
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